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上州紡績所開所式松方大蔵大輔外1名出張の儀(明治10年)
松方は、殖産興業にも力を尽くしました。田畑の開墾、牧羊業への着手のほかに、養蚕の振興にも取り組んでいます。
明治10(1877)年、生糸の製造後に出る「くず糸」や「くず繭」の利活用を図る官営の上州紡績所(群馬県高崎市、新町屑糸紡績所として建物は現存)が開業したとき、松方は大蔵大輔として、開業式に出席しています。
この資料は、出張の裁可書です。前島密内務少輔(1835〜1919、逓信次官等を歴任。日本の郵便制度を確立)が同行したこと旨があわせて記されています。
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