公害対策基本法が制定される

昭和30年代以降、わが国は、経済の飛躍的な成長・発展と産業の高度化・大規模化を遂げましたが、これに伴って、大気汚染・水質汚濁などの公害問題が深刻化しました。昭和40年（1965）に設置された公害審議会は、翌41年（1966）10月「公害に関する基本施策について」の答申を行い、公害対策の基本原則・基本的施策を規定するため公害対策基本法を制定するよう求めました。公害審議会の答申を受けた政府は、公害対策の全体像とその位置づけを明確にする基本法制定に取り組みました。昭和42年（1967）7月第55回特別国会で可決・成立した公害対策基本法は、同年8月3日公布・施行されました。掲載資料は、同法公布時の閣議書です。

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• 公害対策基本法・御署名原本・昭和四十二年・第五巻・法律第百三十二号（御43245）