昭和27年(1952)4月

サンフランシスコ平和条約が発効し、独立を回復する

簿冊番号:類03637

資料名等

日本国との平和条約及び日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障条約の発効について

解説

昭和27年(1952)4月28日、サンフランシスコ平和条約が発効した日、日米安全保障条約(正式には「日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障条約」といいます。)も発効しました(調印も平和条約と同日)。日米安全保障条約は、前文で、日本が「自国の防衛のため漸増的に自ら責任を負うことを期待する」としています。また、「極東における平和と安全を維持するため」に、アメリカ軍がひきつづき日本に駐留し、日本が基地を提供することを定めましたが、アメリカが他国の侵略から日本を防衛する義務は規定されておらず、日本の義務のみを定める片務的なものでした。この点が昭和35年(1960)の日米安保条約改定につながっていきます。掲載資料は、平和条約と日米安保条約の発効に関する内閣告示の閣議書です。

資料写真

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