明治12年(1879)9月

学制に代わり、教育令が制定される

簿冊番号:公02544

資料名等

教育令布告ノ件

解説

明治5年の「学制」に代わる教育に関する総合的基本法制として、明治12年(1879)9月、教育令が公布されました。学区制を廃止し、町村を小学校の設置単位と位置付け、その行政事務を行うために町村に人民公選の学務委員を置くこととされました。また、小学校の最低就学期間を16か月とし、公立学校の教育課程を地域の実情に即して学務委員と教員が定めることとされました。しかしながら、この教育令の施行後、教育現場に混乱が見られるなどしたため、翌年、全面的な改正が行われました(改正教育令)。掲載資料は、教育令を布告する際の裁可書です。

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