明治8年(1875)4月

漸次立憲政体樹立の詔が発せられ、元老院・大審院が設置される

簿冊番号:附A00304-1

資料名等

公文附属の図・勅語類・(一)元老院、大審院、地方官会議ヲ設置シ漸次立憲政体樹立ノ詔勅

解説

明治8年(1875)4月14日、「立憲政体樹立の詔」が発せられました。明治6年の政変後、民撰議院設立建白書の提出、佐賀の乱、台湾出兵などに、西郷・板垣・後藤らの下野、木戸孝允の参議辞任などが重なり、大久保を中心とする政府は政局運営に困難を感じていました。そこで、明治8年の1月から2月にかけて大阪で大久保・木戸・板垣が会談を重ね、漸進的に立憲政体に向かっていくことと木戸・板垣が参議に復帰することについて、三者が合意に達しました(「大阪会議」)。その合意を踏まえて発せられたのが「立憲政体樹立の詔」です。これにより、元老院・大審院が設置され、地方官会議が開催されることとなりました。掲載資料は、「立憲政体樹立の詔」です。

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