当館では、公文書等の管理に関する専門職員に係る強化方策として、国民共有の知的資源である公文書等の適正な管理を支え、かつ永続的な保存と利用を確かなものとする専門職を確立するとともに、その信頼性及び専門性を確保するため、「アーキビスト認証の実施について」(令和2年3月24日、国立公文書館長決定)に基づき、令和2年度からアーキビストの認証を開始することになりました。
◎10月1日(木)以降の消印のものは、受け付けできません。
◎確実な送達のため、簡易書留又はレターパックでお送りください。
アーキビスト(Archivist)とは、公文書館をはじめとするアーカイブズ(Archives)において働く専門職員を言います。
アーキビストは、組織において日々作成される膨大な記録の中から、世代を超えて永続的な価値を有する記録を評価選別し、将来にわたっての利用を保証するという極めて重要な役割を担います。アーキビストが存在しない組織では、その時々の担当者の考えや不十分な管理体制によって、本来は残されるべき記録が廃棄されるなど、後世に伝えられるべき重要な記録、さらにその記録をもとに記されるはずの歴史が喪われてしまう恐れがあります。
このような重要な役割を担うアーキビストには、高い倫理観とともに、評価選別や保存、さらには時の経過を考慮した記録の利用に関する専門的知識や技能、様々な課題を解決していくための高い調査研究能力、豊富な実務経験が求められます。
独立行政法人国立公文書館では、長年、アーキビストの養成や資格化について検討を進め、平成10年からはアーキビスト養成を目的とする長期研修の公文書館専門職員養成課程(現アーカイブズ研修Ⅲ)を開催するなど、その養成に関する取組を進めてきました。
今回、公文書等の管理に関する法律の5年後見直しを契機として、改めてアーキビストの資格化の検討を進め、国民共有の知的資源である公文書等の適正な管理を支え、かつ永続的な保存と利用を確かなものとする専門職を確立するとともに、その信頼性及び専門性を確保するため、アーキビストとしての専門性を有すると認められる者を国立公文書館長が認証することとしました。
国立公文書館長は、申請者が提出した書類を基に、館に設置するアーキビスト認証委員会に審査を依頼し、その結果に基づき「アーキビストの職務基準書」(平成30年12月)に示されたアーキビストとしての専門性を有すると認められ、登録料を納入した者に対し、認証状を授与します。
詳しくは『令和2年度 認証アーキビスト 申請の手引き』(令和2年6月 国立公文書館)をご覧ください。
申請書様式 [PDF形式:197KB]・[Excel形式:111KB]・[Word形式:110KB]
開催日時 | 配布資料 | 議事の記録 |
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第1回(令和2年6月8日開催) | PDF形式 2.7MB | PDF形式 239KB |
第2回(令和2年8月25日開催) | PDF形式 1.4MB 資料2確定版 181KB |
PDF形式 285KB |
第3回(令和2年11月6日開催) | PDF形式 101KB | PDF形式 258KB |
第4回(令和2年11月24日開催) | PDF形式 101KB |
PDF形式 200KB |
第5回(令和2年12月4日開催) | PDF形式 101KB | PDF形式 217KB |
こちらをご覧ください。【令和2年8月13日公開】
東京都千代田区北の丸公園3番2号
独立行政法人国立公文書館
統括公文書専門官室 アーキビスト認証担当
電話03-6689-1829(担当直通、土日・祝日を除く9:30~17:00)
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