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3. 文献通考(朝鮮銅活字版)ぶんけんつうこう

『文献通考』は、古代から南宋の嘉定末年(1224)までの中国の諸制度を、田賦・戸口・職役・学校ほか24に分類して詳述した書。元の馬端臨の著。延祐4年(1317)に成立し、同6年に刊行されました。

展示資料は、嘉靖37年(1558)に朝鮮の宮中において、銅活字で印刷されたもので、のちに家康の蔵書となり、家康の没後、江戸城に移されました。当時は全139冊で、巻136・137を含む1冊が欠けていましたが、享保13年(1728)、時の将軍吉宗は、林大学頭信充に命じて欠巻を補写させました。家康は本書を通じて中国(とりわけ宋代)の諸制度を学び、施政の参考にしたと想像されます。紅葉山文庫旧蔵。全140冊。

(請求番号:294-0006)

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