明治28年(1895)4月

ロシア・フランス・ドイツが日本に遼東半島の返還を要求する(三国干渉)

簿冊番号:類00714

資料名等

占領壌地ヲ還付シ東洋ノ平和ヲ鞏固ニス

解説

日清講和条約(下関条約)は清国が日本に遼東半島を割譲することを規定しましたが、ロシア・ドイツ・フランスはこれに反発。明治28年4月23日、三国の駐日公使は外務省を訪れて、日本による遼東半島領有は極東永久の平和の障害となるとして、その放棄を勧告しました。これを「三国干渉」と言います。日本は5月4日この勧告を受け入れることを決定します。掲載資料は、5月10日、遼東半島の返還に関して詔勅が発せられた際の閣議書と裁可書です。

資料写真

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