今号のアーカイブ

鼎鍥全像按鑑唐鍾馗全伝てい けつ ぜん ぞう あん かんとうしょう き ぜん でん

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鼎鍥全像按鑑唐鍾馗全伝

【請求番号:308-0245】

 本書は、鍾馗の一生と、その死後に生じた道教の霊験による世間の信仰を描いた白話小説(口語体の小説)です。
 我が国の民間伝承でも、厄除けとして端午の節句に鍾馗の人形や絵を飾ったり、奉納する形で伝わっています。
 豊後国佐伯藩主毛利高標 もう り たかすえ (1755~1801)の旧蔵書です。本書は、静岡県立中央図書館のあおい 文庫内久能くのう文庫所蔵と当館所蔵の2部の伝本が存在するだけです。

勲一等吉田茂外196名叙勲、
勲章加授及び銀杯下賜について

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勲一等吉田茂外196名叙勲、勲章加授及び銀杯下賜について

【請求番号:平4総00735100】

 昭和38年(1963)7月12日、政府は閣議決定により生存者に対する叙勲を再開しました。現在に至るまで、春秋叙勲として毎年2回授与されています。
 生存者叙勲の再開に伴う最初の叙勲は、翌年の昭和39年4月に発令され、叙勲者は吉田茂(1878~1967)を始めとする197名でした。5次にわたり内閣総理大臣を務めた吉田は、独立の回復や経済の復興など国家再建に尽くした功績が認められ、生存者としては皇族を除く、戦後初の大勲位菊花大綬章授章者となりました。画像は、吉田らの叙勲に関する閣議書です。