2017(平成29)年は、1867(慶應3)年に日本とデンマークの間に修好通商航海条約が締結されてから、150周年の記念の年にあたります。本展では、両国の交流の起点となった条約の原本をはじめ、日本及びデンマークの国立公文書館、デンマーク国立博物館、日本の外務省外交史料館等が所蔵する約80点の資料をもとに、150年にわたる日本とデンマークの友好の歴史を、7部構成でたどります。
デンマークの場所


2017.11.10
ピーター・ブル講師の講座、
福井信子講師の講座のイベント報告を
掲載しました
2017.10.27
第3回デンマーククイズの答えを公開しました
2017.10.20
第2回デンマーククイズの答えを公開しました
第3回デンマーククイズを出題しました
ロイヤルコペンハーゲンワークショップ、
近藤誠一氏講演会のイベント報告を
掲載しました
2017.10.12
10/7より本展開催中です
2017.10.6
第2回デンマーククイズを出題しました
第1回デンマーククイズの答えを公開しました
2017.09.28
講座情報(参加募集)を追加しました
第1回デンマーククイズを出題しました
2017.09.22
講座情報(参加募集)を追加しました
2017.09.15
展示資料、イベントカレンダー、
イベント情報を追加しました
2017.09.01
イベント情報(参加募集)を追加しました
2017.08.25
主な展示資料を追加しました
2017.08.08
新しく展示資料を追加しました
2017.08.04
日本とデンマークHP公開
日本とデンマーク展のみどころ
私は、日本とデンマーク展の広報担当の「マーメイドさん」です。日本とデンマーク展の情報やデンマークのことを色々な角度でご紹介します。見かけましたら「マーメイドさん!」と呼んでください!
日本とデンマーク展の展示は7つのコーナーから構成されています。 【第1部】日本とデンマーク  出会いから条約締結へ
【第2部】大北電信会社の海底ケーブル事業
【第3部】アンデルセン-いつも日本人の傍らに
【第4部】デンマーク酪農への情熱
【第5部】交流のさまざまな広がり
【第6部】皇室とデンマーク王室との交流
【第7部】現在身近にあるデンマーク
デンマークが日本の存在を認識したのは、1600年代初頭、デンマーク東インド会社が設立されたころに遡り、鎖国時代にもわずかながら日本とデンマークが接触する機会がありました。その後、1854(嘉永7)年の日米和親条約を皮切りに国を開いた日本は、1867(慶應3)年1月、デンマークとの間に修好通商航海条約を締結します。徳川幕府が外国と結んだ、最後の条約でした。明治政府は、1871(明治4)年11月から1873年9月にかけて、岩倉具視を特命全権大使としてアメリカやヨーロッパ諸国に使節団を派遣しました。その目的は、幕末に結んだ不平等条約改正のための予備交渉と、各国の視察及び交流でした。使節団一行は、1873年4月18日にデンマークに到着、19日に国王クリスチャン9世に謁見しています。日本・デンマーク両国に残る資料をもとに、デンマークと日本の出会いから条約締結、岩倉使節団のデンマーク訪問、条約改正について紹介します。


19世紀半ばから、欧米列強諸国は欧米間を電信で結ぶ計画に次々と取組み、各国の間で熾烈な競争が行われていました。デンマークは大北電信会社を設立し、ウラジオストック-長崎、上海-長崎間の海底ケーブル敷設を計画します。明治政府と交渉の末、1870(明治3)年に約定書を取り交わし、日本に初めて海底ケーブルを陸揚げしました。日本とデンマークの初めての共同事業である海底ケーブル事業について紹介するとともに、大北電信会社長崎支局のデンマーク人電信士等によって収集され、現在はデンマーク国立博物館に所蔵されている日本の古銭コレクションを展示します。


〈主な展示資料〉
●デンマーク国王に宛てた明治天皇親書(1870)
 デンマーク国立博物館蔵
●公文附属の図・二八八号 電信線路図(1887年12月)
 国立公文書館蔵・重要文化財

●デンマーク特使シッキとの応接に関する文書(1870) 
 外務省外交史料館蔵
●クレブス及びブラムセンが収集した日本古銭コレクション
 デンマーク国立博物館蔵
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日本で最も良く知られたデンマーク人は、ハンス・クリスチャン・アンデルセンでしょう。明治期や大正期に出版されたアンデルセンの童話、1925(大正14)年に日本で行われたアンデルセン没後50年祭の記録などと共に、明治から大正にかけてアンデルセンを日本に広めた人々などを紹介いたします。デンマーク国立公文書館所蔵の、アンデルセンがイタリア旅行中に送った直筆書簡(1834)も展示します。


〈主な展示資料〉
●アンデルセン直筆書簡(1834)デンマーク国立公文書館蔵
●久留島武彦叙勲関係資料(1958)国立公文書館蔵
●巌谷小波叙勲関係資料(1926)国立公文書館蔵



北海道の「酪農の父」と言われる宇都宮仙太郎は、デンマーク農業に注目、娘婿をデンマークに農業留学させたほか、北海道長官に働きかけて、調査員のデンマーク派遣や、デンマーク人模範農家2家族の北海道への招聘を実現させました。デンマークから酪農だけでなく、「独立自尊」の精神と組合の大切さを学んだ宇都宮と黒澤酉蔵らは1925(大正14)年に北海道酪農販売組合(後の雪印乳業)を設立しました。大正から昭和にかけての、北海道から始まったデンマーク酪農への日本人の熱い思いを紹介します。


〈主な展示資料〉
●出納陽一を農商務省海外実業練習生として推薦する文書(1921)
 外務省外交史料館蔵
●模範農家としてデンマークから派遣されたイミール・フェンガの
 書簡2通(1926・1928)デンマーク国立公文書館蔵

●宇都宮仙太郎叙勲関係資料(1940)国立公文書館蔵
●平林広人叙勲関係資料(1927)国立公文書館蔵



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大正から昭和にかけて、学術文化やスポーツの分野で、デンマークとの交流が広がります。リンドバーグが大西洋単独無着陸飛行を達成する前年の1926(大正15)年3月、コペンハーゲンから東京に飛来して大歓迎を受け、帰路の東京・ヨーロッパ間の飛行で新記録を樹立したボトヴェ大尉、若き日をコペンハーゲンの研究所で過ごした野口英世、昭和初期に日本に紹介され、現在まで受け継がれているデンマーク体操、1937(昭和12)年に家族と共に来日した世界的物理学者ニルス・ボーア、1957(昭和32)年2月、和歌山県沖で火災を起こした日本船の乗組員を救助しようとして、命を落としたデンマーク貨物船のクヌセン機関長等、忘れえぬデンマークの人々の足跡をたどります。


〈主な展示資料〉
●ボトヴェ叙勲関係資料(1926)国立公文書館蔵
●デンマークの体操家ニルス・ブクの来日に関する文書(1931)
 外務省外交史料館蔵
●ニルス・ボーア叙勲関係資料(1937)国立公文書館蔵
●クヌセン叙勲関係資料(1957)国立公文書館蔵
●大阪外国語大学デンマーク語学科設置に関する文部省原議(1966)
 国立公文書館蔵



1886(明治19)年、伏見宮貞愛ふしみのみやさだなる 親王が日本の皇族として初めてデンマークを訪問して以来、日本とデンマークの皇室は、親密な交流を続けています。1930(昭和5)年3月の皇太子フレデリック(後のフレデリック9世)の来日、1963(昭和38)年12月のマルグレーテ王女(のちのマルグレーテ2世女王)の初来日、1971(昭和46)年9月の昭和天皇・香淳皇后両陛下のデンマーク訪問、2011(平成23)年6月のフレデリック皇太子の東日本大震災被災地訪問などを取り上げ、関係する写真や公文書等を展示します。


このコーナーでは、芸術文化、ライフスタイル、産業などの各分野における日本とデンマークの交流、デンマークとゆかりの深い日本企業、日本に進出しているデンマーク企業など、現在身近にあるデンマークをパネルで紹介します。


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日本が開国すると、デンマークは条約締結交渉をオランダの駐日公使に委任して進め、1867年1月に江戸で日本・デンマーク修好通商航海条約が締結され、同年10月に批准書の交換が同じく江戸で行われました。これは徳川幕府が諸外国と結んだ11番目の、そして最後の条約でした。デンマーク国立公文書館には条約書、批准書、批准書交換証書等の文書と、錦織の袋が保存されています。日本側の原本は関東大震災で焼失し現存しないため、外交関係樹立150周年を記念して精巧な複製が製作され、デンマークから日本に贈呈されました。


アメリカとの条約改正交渉に際し、条約改正を行う権限がある国書委任状を持参していなかった岩倉使節団の一行は、大久保利通と伊藤博文を一時帰国させ、国書委任状の下付を受けました。しかしアメリカでの条約改正交渉が難航したため、その後訪問したヨーロッパ諸国においては具体的な交渉を行うには至りませんでした。クリスチャン9世に宛てた国書委任状も、デンマーク側に渡されることなく、日本に持ち帰られました。


1871(明治4)年11月から1873年まで欧米視察に赴いた岩倉使節団の公式記録として、1878年に太政官記録課から『米欧回覧実記』計5冊が出版されました。使節団はデンマークを訪れており、コペンハーゲンの海岸やクリスチャンボルグ城など、4ページに8カット分の挿絵が掲載されています。国立公文書館ではこの挿絵の元になった銅版を所蔵しています。


1895(明治28)10月19日、1867年の条約を改正した日本・デンマーク通商航海条約がコペンハーゲンで調印され、その翌年に批准・公布されました。日本側の全権は赤羽四郎、デンマーク側はレーツス・トウトでした。


国内電信は1869(明治2)年に架設工事が始まり、同年12月東京-横浜間に開通、1873年2月に東京から長崎に達しました。1887年の電信敷設状況を調査した本図では、長崎の「大北部会社」からウラジオストックと上海に、海底ケーブルが伸びている様子がわかります。『公文附属の図』より。


1866年に来日し、初期の三菱汽船会社等に勤め、岩崎弥太郎の右腕とまでいわれるようになったデンマーク人フレデリック・クレブスは、日本貨幣の収集家としても著名でした。金貨39枚、銀貨28枚、銅貨120枚からなるコレクションは1880年頃、デンマーク国立博物館に収められました。


アンデルセンは奨学金を得て、1833年から34年にかけてイタリアを旅行しました。各地でスケッチを描き、北欧とは違って明るい風景を記録して、それを手紙に綴ってデンマークに送っていました。イラストはローマのボルゲーゼ公園にある「時計の館」です。マダム・レッスュー宛のこの手紙では、1833年のクリスマスを、ローマに滞在していた北欧の友人たちとともに「時計の館」で愉快に過ごした模様を書いています。「時計の館」は旅行を終えた翌年発表した作品「即興詩人」にも登場します。


イミール・フェンガ(1894-?)は1923(大正12)年、北海道庁から模範農家として一家で招かれ、5年間滞在、デンマーク式酪農を指導しました。1928年に離日後も、2度にわたり再来日し、山形県新庄市等で指導を行うなど、生涯を通じて日本の酪農と深く関わりました。
写真は、1928(昭和3)年6月5日付のデンマーク農業参事会ホルム事務局長に宛てた書簡で、北海道を発ち帰国の途につく途中、横浜から乗船する前に東京駅から出されたものです。北海道での歓送会の様子を報告し、「北海道における農業はここ数年、私の仕事を評価してくれた」と書いています。


1926(大正15)年、デンマークのボトヴェ陸軍飛行大尉(1895-1964)は、陸軍二等技師のオールセン少尉と共に、飛行機でコペンハーゲン-東京間を往復するという世界初の快挙を成し遂げました。リンドバーグが大西洋単独無着陸飛行に成功する前年のことでした。日本には16日間滞在し、公式・非公式に歓待され、両国の友好を深めました。2人の勇敢な偉業と航空界への研究資料の提供、両国の友好親善への功績を称え、瑞宝章が授与されました。


1957(昭和32)年2月10日の嵐の夜、デンマークのエレン・マースク号が名古屋から神戸に向かっていたところ、和歌山県日ノ御埼沖で炎上している高砂丸を発見、直ちに助けようとしますが、高砂丸の1人の乗組員が海に転落してしまいました。これを見た機関長のクヌセンが即座に荒れる海に飛び込みましたが、波に飲まれ、翌朝日高町の田杭港周辺でその亡骸が発見されました。地元の人々はこの勇気ある行動に大きな感銘を受け、顕彰碑を建立し、今も毎年クヌセンの命日には慰霊献花が行われています。2002(平成14)年のサッカー日韓ワールドカップの際は、デンマークチームが和歌山県をキャンプ地とし、地元の人々と心温まる交流を行ないました。 


東日本大震災から3ヶ月後の2011(平成23)年6月13日、デンマークのフレデリック皇太子殿下が宮城県東松島市をご訪問になり、被災した子どもたちを慰問され、激励されました。展示資料は子どもたちが殿下に贈ったかぶとです。厚紙に子どもたちが折り紙で作ったアジサイの花をあしらい、角の部分には日本とデンマークの国旗を交差してあります。


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[展覧会名称]
 平成29年秋の特別展 日本・デンマーク外交関係樹立150周年記念
「日本とデンマーク-文書でたどる交流の歴史」

[会期]
 平成29年10月7日(土)~11月5日(日)

[開館時間]
 月~水・土・日曜日・祝日は、午前9時45分から午後5時30分まで
 木・金曜日は、午前9時45分から午後8時まで
 ※11月3日(祝・金)は、午後5時30分まで
 ※各日とも入場は、閉館時刻の30分前まで
 ※10月10日(火)15時から、特別展関連行事開催のため休館

[開催場所]
 国立公文書館 本館1階展示室

[入場料]
 無料

[主催]
 独立行政法人国立公文書館、デンマーク国立公文書館

[共催]
 外務省外交史料館

[特別後援]
 読売新聞社

[後援]
 内閣府、デンマーク大使館

[展覧会監修]
 長島 要一 コペンハーゲン大学DNP特任教授
 村井 誠人 早稲田大学文学学術院教授

2017.11.10
ピーター・ブル講師の講座、
福井信子講師の講座のイベント報告を
掲載しました
2017.10.27
第3回デンマーククイズの答えを公開しました
2017.10.20
第2回デンマーククイズの答えを公開しました
第3回デンマーククイズを出題しました
ロイヤルコペンハーゲンワークショップ、
近藤誠一氏講演会のイベント報告を
掲載しました
2017.10.12
10/7より本展開催中です
2017.10.6
第2回デンマーククイズを出題しました
第1回デンマーククイズの答えを公開しました
2017.09.28
講座情報(参加募集)を追加しました
第1回デンマーククイズを出題しました
2017.09.22
講座情報(参加募集)を追加しました
2017.09.15
展示資料、イベントカレンダー、
イベント情報を追加しました
2017.09.01
イベント情報(参加募集)を追加しました
2017.08.25
主な展示資料を追加しました
2017.08.08
新しく展示資料を追加しました
2017.08.04
日本とデンマークHP公開

国立公文書館

独立行政法人国立公文書館は、国の行政機関などから移管を受けた歴史資料として重要な公文書等を保存管理しています。保存実務から一般利用まで広く事業を行うことにより、歴史資料として重要な公文書等の適切な保存と利用を図ることを目的とした施設です。

【住 所】
 〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園3番2号
【電 話】
 TEL:03-3214-0621(代表) 
 FAX:03-3212-8806
【アクセス】
 東京メトロ東西線竹橋駅下車[1b出口] 
 徒歩5分
【ホームページ】
 http://www.archives.go.jp/


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