明治38年(1905)9月

日露講和条約(ポーツマス条約)が結ばれる

簿冊番号:類00987

資料名等

日露講和条約ヲ裁可セラル

解説

明治38年(1905)8月10日からアメリカのポーツマスで講和会議が開かれ、9月5日、日露講和条約(ポーツマス条約)が調印されました。同条約は、両国が10月15日批准を相互に通告して発効し、16日に公布されました。ポーツマス条約では、ロシアは北緯50度以南の樺太(サハリン)を日本に譲渡する、ロシアは日本の韓国における軍事・経済上の卓越した利益を承認し、日本が韓国に指導・保護・監理の措置をとるのを妨げない、日露両国は満州から同時に撤退し、満州を清国に還付する、ロシアは、清国の承認を得て、長春・旅順口間の鉄道を日本に譲る、ロシアはロシア沿岸の漁業権を日本に譲る、などが定められました。掲載資料は、日露講和条約を批准する際の裁可書です。

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