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解説
資料名

新橋横浜間鉄道之図

解説

我が国最初の鉄道開設に際して作成されたと推定される、新橋横浜間の鉄道路線図です。明治5年(1872)5月7日、品川・横浜(現在の桜木町)間に我が国はじめての鉄道が仮開業され、次いで工事が遅れていた新橋-品川間も同年7月25日に路線敷設が完了し、9月12日に新橋-横浜間の鉄道が本開業されました。同駅間は当時29キロメートル、所要時間は53分でした。
この図面を作成した機関、年月日は不明ですが、恐らく鉄道を所管した工部省が仮開業前後に作成し、太政官に提出したものと思われます。

こんな「問い」はいかが

1.鉄道図に見える新橋-横浜間の駅と、現在の新橋-桜木町間の駅を比べてみよう。

さらなる探究のために

・それぞれの駅はどのような場所に作られたか(むかし何があったところか)、考えてみよう。

資料情報

本図の含まれる「公文附属の図」は、本来『公文録』に収録されるべきものを、形状が異なるため、別に整理しされたものです。『公文録』は、明治元年から明治18年までの、太政官が各省との間で授受した文書を、年次別・機関別に編纂したもので、総冊数4,000冊を超える資料群です。平成10年(1998)、「公文録」とともに、国の重要文化財に指定されています。

資料名 新橋横浜間鉄道之図
請求番号 附A00005100
デジタルアーカイブ https://www.digital.archives.go.jp/file/1636041