Ⅲ 近代教育の確立

明治の小学校

請求番号:類00663100

小学校ニ於テ祝日大祭日ノ儀式ニ用フル歌詞楽譜ヲ撰定ス

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明治時代の学校行事では遠足や運動会と並んで、元日(1月1日)、紀元節(2月11日)、新嘗祭(にいなめさい、11月23日)などの祝日大祭日は学校へ行き儀式を行うことが定められていました。では、元日ではどのようなことが行われていたのでしょうか?

元日には学校長、教員および生徒は、式場に集まり、そこで天皇皇后両陛下の「御影」に対して最敬礼をし、万歳を行ったのち、唱歌を合唱しました。祝日大祭日で歌われる唱歌は、明治26年(1893)8月12日文部省告示第3号により定められましたが、お正月には「一月一日」が歌われていました。

「一月一日」は、大正2年に第2章の歌詞が「あき(明)らけく 治まる御代の」から「さしいでて 四方に輝く」と変更されました。

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