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二条城会見

片桐家秘記(かたぎりけひき) [請求番号: 218-0038]

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 片桐貞昌(石州)が記したと伝わる片桐家の秘書。貞昌の父である貞隆は片桐且元の甥。同書には次のような話が残されています。秀頼が15歳から20歳までの内に、天下を治めるに足る器量であれば、家康が秀頼に天下と、秀吉から譲られた「馬印」を返す約束が秀吉と家康の間であったというのです。家康はこの約束を誓紙血判し、秀吉の棺に入れたと記されています。「摂津徴」(せっつちょう)に所収。「摂津徴」は幕末の国学者浅井幽清(ゆうせい)が編纂した書。全151冊。太政官正院地志課・地理寮地誌課・内務省地理局旧蔵。