天皇陛下御在位20周年記念 公文書特別展示会


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剣璽等承継の儀

(昭和六十四年一月七日)

皇室典範第二十四条は、皇位の継承に伴い、国事行為たる儀式として『即位の礼』を行うことを予定していますが、内閣において、憲法の趣旨に沿い、かつ、皇室の伝統等を尊重するとの観点から慎重な検討が行われ、この『即位の礼』として、「剣璽等承継の儀」、「即位後朝見の儀」、「即位礼正殿の儀」、「祝賀御列の儀」及び「饗宴の儀」の五儀式を行うのが相当であると決定され、それぞれ挙行されました。

昭和六十四年一月七日、皇位の継承に伴い、『即位の礼』の一環として、「剣璽等承継の儀」が国の儀式として宮殿で行われました。「剣璽等承継の儀」は、皇位を継承された新天皇陛下が、即位のあかしとして「皇位とともに伝わるべき由緒ある物(皇室経済法第七条)」である剣及び璽を承継されるとともに、併せて、国事行為の際に使用される御璽及び国璽を承継される儀式です。

資料は、『官報』(昭和六十四年一月七日)に掲載された、「剣璽等承継の儀」を国の儀式として行うこと等を公示した内閣告示と儀式の細目です。


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