大正7年(1918)8月

米騒動が全国に広がる

簿冊番号:纂01428

資料名等

各地軍隊出動ニ関スル報告ノ件

解説

第1次世界大戦中には、輸出激増に伴い物価、特に米価が高騰しましたが、大正7年(1918)に政府がシベリア出兵の方針を固めたことを背景に、投機目当ての米買い占めが起こり、米価が急騰しました。同年8月富山県の漁民・主婦などが米の移出禁止と安売りを求めて行動に出ました。米騒動の始まりです。新聞の報道などにより、騒動は全国に急速に広がり、警察だけでなく軍隊が出動して鎮圧にあたりました。掲出資料は、米騒動の鎮圧のための軍隊出動に関する、陸軍の報告書です。

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