昭和45年(1970)2月

日本初の人工衛星打ち上げ

簿冊番号:昭55科技00167

資料名等

第840回(報告)5、人工衛星の打上げおよびその利用に関する長期計画(宇宙開発審議会建議)について(研究調整局)

解説

昭和39年(1964)に東京大学宇宙航空研究所及び科学技術庁宇宙開発推進本部が設置され、宇宙開発体制が整備されつつある中で、昭和41年(1966)8月、宇宙開発審議会は、「人工衛星打上げおよびその利用に関する長期計画について」を建議しました。昭和45年(1970)までを目途とした、科学、実用分野の衛星及びロケットの開発、衛星の追跡、ロケットの誘導制御等について具体的な目標を設定し、研究開発を進めることを建議したもので、人工衛星打ち上げについての初の具体的計画であり、人工衛星打ち上げを行うことを公式に表明したものでした。昭和45年2月には、東京大学が日本初の人工衛星「おおすみ」の打ち上げに成功しました。掲載資料は、昭和41年8月、宇宙開発審議会の建議について、科学技術庁の庁議で報告された際の文書です。

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