明治24年(1891)12月

足尾銅山の鉱毒が問題化する

簿冊番号:纂00228

資料名等

同田中正造ヨリ足尾銅山砿毒ニ関スル質問ニ対シ答弁書ノ件

解説

渡良瀬川とその流域では、魚類の減少と植物の枯死が著しく、その原因が栃木県の足尾銅山の鉱毒にあるのではないかと1880年代後半から言われていました。明治24年(1891)12月の第2回帝国議会で、田中正造はこの問題を初めて取り上げ、憲法第27条・鉱業条例第19条等によって、銅山採掘許可の取消し、被害救済対策、将来の鉱害予防方策等について質問しました。掲載資料は、明治24年(1891)12月18日付で衆議院議員田中正造が議院法第48条により提出した意見書です。

資料写真

▲ 写真をクリックすると拡大ページが表示されます