【重要文化財指定記念】『霊憲候簿』の原本特別展示（10/25～11/7）について

当館所蔵資料の『霊憲候簿』（れいけんこうぼ）が、令和7年9月26日に国の重要文化財に指定されました。

これを記念し、以下の日程で原本特別展示を行います。
この機会に、ぜひ実物をご覧ください。

霊憲候簿
展示期間：令和7年10月25日(土)～11月7日(金)　（期間中無休）
展示場所：国立公文書館　東京本館



天文方の渋川景佑（かげすけ）が、江戸幕府の命で作成した天文観測記録です。
観測は天保9年（1838）11月に始まり、安政元年（1854）まで17年間続けられました。
天保10年（1839）8月1日に観測された金環日食の記録や、江戸に3尺（約90㎝）の大雪が降ったといわれる天保12年（1841）12月17日の気象データも見ることができます。
日本の天文暦学史、気象史にとって貴重な資料です。

今回は、全202冊のうち「附言巻１」より「星測」の挿絵部分を展示します。