国立公文書館研究紀要『北の丸』第54号を掲載しました。


『北の丸』では、当館が所蔵する資料をより多くの方に利用していただくことを目指し、所蔵資料に関する調査・研究の成果を紹介しています。

「治罪法施行以前の刑事事件の裁判記録について―国立公文書館所蔵平成17年度法務省移管文書の構造と特徴―」 は、当館が所蔵している治罪法施行以前の刑事事件の裁判記録2862件を分析対象とし、簿冊の名称とその背景にある法律・規程に注目しながら、資料群の構造及び特徴について明らかにしたものです。

「中世文学資料解題(3)」 は、第53号に引き続き、鎌倉時代〜室町時代にかけて成立した文学作品(中世文学)および後世に成立したその注釈書類の書誌情報や解説を記したものです。

「国立公文書館所蔵「江戸図」解題」 は、当館所蔵の資料のうち、内閣文庫に由来する資料の中から、江戸図について、写本を中心に、書誌情報及び内容を解題として紹介するものです。

「保存期間表を活用した評価選別業務の試み―防衛省人事教育局人事計画・補任課を事例として―」 は、保存期間表から行政機関で作成・取得される行政文書を知ることが可能になったことに注目し、保存期間表が業務に基づいて定められているかを防衛省の業務を例に明らかにするものです。

「特定歴史公文書等のエッセンス―電子的管理の推進で求められる国立公文書館の保存対策方針―」 は、電子公文書等に特有と考えられている「エッセンス」保存の概念から、電子的管理の推進下における特定歴史公文書等の保存に有効な考え方を明らかにするものです。

(令和4年3月)

【リンク】
 『北の丸』第54号(令和4年3月)へ
  https://www.archives.go.jp/publication/kita/054.html