請求番号:ヨ761-0007
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明治時代の日本には、まだ近代的な「音楽」がありませんでした。学制でも唱歌が一科目として採用されていましたが、「当分の間之(これ)を欠く」と但し書きが付されていました。近代的な「音楽」も西洋から導入されました。
資料は、西洋の音楽書を翻訳し、明治16年(1883)7月に文部省から出版された問答形式による音楽入門書です。ここで「音楽」は、「継続(サクセスション)及ビ結合(コンビネーショー)シタル音」と表されました。