Ⅰ 近代教育のはじまり
西洋教育の導入
請求番号:公01926100
農学教師米人ウイリアム、エス、クラーク外二名雇入ノ儀上申
海外の進んだ技術をいち早く取り入れるため、政府は多くの専門家たちを日本に招きました。彼らは、いわゆる「お雇い外国人」と呼ばれ、様々な技術を日本に伝えましたが、その中のひとりに「少年よ、大志を抱け(Boys, be ambitious)」の名言で知られる米国人のウィリアム・スミス・クラークがいました。クラークは札幌農学校教頭として、明治9年(1876)7月から約8ヶ月間最新の農業技術などを教えました。
資料は、明治9年にクラークが農学教師として雇用された際の文書です。