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旗本御家人II 幕巨たちの実像
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幕末から明治へ

中村正直(なかむらまさなお)(1832-91)

中村正直、通称は敬輔。号は敬宇。御家人の子として誕生し、昌平坂学問所で佐藤一斎に師事。安政2年(1855)、学問所教授方出役。同4年、甲府の学問所徽典館学頭。文久2年(1862)に幕府の儒者となり、慶応2年(1866)、英国留学生「取締」として渡欧。

維新後、静岡学問所教授を経て明治14年(1881)に東京大学教授。元老院議官を務めたのち、同23年、貴族院議員。同24年、没。60歳。

維新後、キリスト教に入信し、信教の自由を唱えた。明六社の主要なメンバー。「同人社」を開塾して英才を育成したほか女子教育と幼児教育の重要性を主張。また「訓盲院」の設立に尽力したことでも知られる。

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