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38.学問吟味の問題(江戸城多聞櫓文書)がくもんぎんみのもんだい

幕府の学問所では、幕臣の子弟を対象に定期的に学問吟味(学力試験)が実施され、成績優秀者には褒美が与えられました。資料は学問吟味の試験問題を記した紙片。通常は紙に包まれ、事前に漏洩しないよう封印が押されていたようです。問題は、中国古典の「和解題(わかいだい)」(和訳問題)、テーマを指定した「論題(ろんだい)」(論文問題)、課題に対する解決策を述べる「策題(さくだい)」、そして『史記』『三国志』等から出題される質問に答える「問目(もんもく)」等々。いずれも経史(儒学の経典や歴史書)の内容に精通していないと解けない問題です。

学問吟味正月廿五日論題
学問吟味正月廿五日策題
学問吟味正月廿三日問目題

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