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10.海防彙議・同続編かいぼういぎ

医師として幕府に仕えた塩田順庵(しおだじゅんあん 名は泰。1805-71)も、長年にわたって海防を研究し、『海防彙議』を編纂しました。本書は、序文で「冤罪や人に貶られ零落した人々の著述も収録した」(意訳)と述べているように、幕政を批判した罪で入獄した高野長英の「戊戌夢物語(ぼじゅつゆめものがたり)」等、多彩な論文を載せた海防論集です。続編・補遺を合わせ全52冊。

続編の別本(全3冊)には、嘉永2年(1849)閏4月に浦賀・下田に来航し、測量を行ったイギリスの軍艦マリナー号を描いた彩色図も見えます。

海防彙議
海防彙議

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