今月のアーカイブ |『全国主要都市戦災概況図』
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今月のアーカイブ |『全国主要都市戦災概況図』

今月ご紹介する資料は、昭和二〇年(一九四五)に第一復員省資料課が編さんした「全国主要都市戦災概況図 」です。第一復員省とは、昭和二〇年一一月三〇日の陸軍省解体に伴って発足した組織で、「第一復員省官制 」(昭和二〇勅令六七五)第二条において、「陸軍大臣ノ所掌シタル事項ニシテ復員及之ニ関連スル事項ニ関スルモノヲ掌ル」とされました。なお海軍省の復員業務については、第二復員省に引き継がれました。「全国主要都市戦災概況図」の冒頭に綴られている「前言 」には、戦災概況図の作成経緯が説明されています。これによると、参謀本部において昭和二〇年一〇月上旬から本図の作成に着手していたことがうかがえます。当時、復員軍人が帰還にあたって発した最初の質問が、故郷の戦災概況の把握であっため、「本調査ノ重要性ト其ノ迅速ナル調製ノ必要トヲ痛感シ」、戦災概況図の速やかな完成が望まれました。本図が完成したのは、同年一二月。要した日数は、約三ヶ月でした。本図には、「前言」と「戦災概況要旨」に続き、「附図目録」が綴られています。この目録から、一六二都市分の概況図が作成される計画であったことが推測されますが、実際は、これらの都市すべてが作成されたわけではありませんでした。 前言 第一復員省官制 全国主要主要都市戦災概況図

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