「平成24年度アーカイブズ研修III」・「平成24年度公文書管理研修III」を開催


 国立公文書館では、平成24年9月24日(月)から10月5日(金)まで(前期)及び11月5日(月)から11月16日(金)(後期)までの4週間、「平成24年度アーカイブズ研修III」・「平成24年度公文書管理研修III」を開催しました。

【アーカイブズ研修III】
 「アーカイブズ研修III」は、国又は地方公共団体の設置する公文書館等の職員及び地方公共団体の文書主管課等の職員に対し、公文書館法第4条第2項に定める公文書館専門職員として必要な専門的知識を習得させ、公文書館等において中核的役割を担う専門職員の養成に資することを目的として、開催しているものです。本研修の受講要件は、原則として2年以上公文書等に係る専門的な業務に携わっている者、当館が開催するアーカイブズ研修T又はUを受講した者、又はこれらに準ずる者としています。今年度は、6機関10名の参加がありました。

【公文書管理研修III】
 「公文書管理研修III」は、公文書管理法第2条に定める行政機関及び独立行政法人等の文書管理担当職員等に対し、アーカイブズ研修Vの全部又は一部を受講させることにより、公文書管理法等の更なる理解をさせるとともに、公文書館法第4条第2項に定める公文書館専門職員として必要な専門的知識を習得させることを目的として、開催しているものです。本研修の受講要件は、原則として公文書管理研修T及びUを受講した者としています。今年度は、4機関7名の参加がありました。

 受講者からは、「国内外のアーカイブズの最新動向を知り、アーカイブズの意味を再確認できる貴重な機会であった」、「法制史・オーラルヒストリーなどはアーカイブズ研修T・Uになかった専門性の高い内容で、興味深く聞くことができた」などの感想が寄せられました。今後、全ての研修を受講した研修生は、自らが選択したテーマに沿って修了研究論文を執筆することとなります。この論文の審査に合格した受講者には、修了証書が授与されます。

  • 【「地方公文書館の事例研究、討論」における討論発表】

    【「地方公文書館の事例研究、討論」における討論発表】

  • 【「個別課題研究演習」における指導】

    【「個別課題研究演習」における指導】