Twitterフォロワー数の推移

親しみやすい情報発信をめざして
〜当館SNSのあゆみ〜

 当館のSNSによる情報発信は2014年4月の公式Twitter開設により始まりました。2017年12月にはFacebookの運用も開始し、利用者に当館に対する理解を深めていただくこと、利用者の利便性を高めることを目的として、業務や活動内容、所蔵資料等の情報を発信しています。現在ではTwitterのフォロワー数が50,000人を超えるなど、当館の情報発信においてSNSは重要な役割を担っています。
 運用開始当初は発信内容が展示会の告知などに限られており、開始1年でのフォロワー数は1,500人余りにすぎませんでした。発信内容への反応を見ながら試行錯誤を続け、2015年の「JFK-その生涯と遺産」展で、展示内容や来館者数などを定期的に発信する中で(※1)、徐々に反響が大きくなっていきました。

2015年〜 ツイッター

 記念日やニュースといったタイムリーな話題に関連した所蔵資料の紹介を開始することで、さらに多くの方にフォローいただけるようになりました。例えば、日本人のノーベル賞受賞が決定した際には、日本人初の同賞受賞者である湯川秀樹博士の関連資料(※2)を掲載したり、人気テレビ番組の放送に合わせて、その内容に関連した資料(※3)を発信したりするなど、当館を知らない方にも興味を持っていただけるよう工夫しました。

 現在は、5名の職員が中心となり、他の業務と並行しながら、所蔵資料や展示会に関する発信内容を考えています。当館の所蔵資料は約150万冊。記念日、歴史上の出来事、季節の話題などを糸口にしつつ、多様な来歴をもつ様々な資料の魅力を伝えられるよう、工夫を重ねています。例えば、意外性のある資料を取り上げたり(※4)、同じ話題でも異なる資料を紹介したり(※5)、資料の来歴に触れたりしています。また、デジタルアーカイブでデジタル画像を提供している場合はURLを付記するなど、より深く知りたい方への一助となるように努めています。
 SNSによる情報発信では、「いいね」や「リツイート」、コメントなどの形で利用者の方々の反応が見られます。それらの反応には、思いがけず大きな反響があったり、補足情報をいただいたりと、さらなる広がりをみせることもあります。様々な反響に刺激を受けながら、担当者の試行錯誤は続きます。

2018年〜 ツイッター

 この他、ホームページ上の「デジタル展示」、情報誌『アーカイブズ』、研究紀要『北の丸』などの更新情報も、いち早くTwitterとFacebookで紹介しています。当館が提供する多彩なコンテンツをつなぐ役割も担うSNS。皆様のフォローやコメント等をお待ちしています。

2020年〜 ツイッター

利用者の方々も一緒に!

 双方向性というSNSの特性を活かし、アンケートや投票など参加型の投稿も時々、実施しています。過去には、企画展「初づくし」にちなみ、正月の松飾りなどを集めて焼く行事を、各地でどのように呼ぶかアンケートを実施しました。利用者の方々からは、回答という形での参加にとどまらず、回答状況に対する感想や選択肢にない呼び方などのコメントが寄せられ、とても盛り上がりました。また、『本草図譜』に描かれた栗をモチーフとしたオリジナルグッズ「絵はがき 栗」は、Twitterの投票結果でデザインを決めました。

国立公文書館SNS フォロワーの声

当館のSNSについて、フォロワーの皆さまからいただいたメッセージをご紹介します。



30代男性 国立公文書館の業務は正直よく知りませんが、SNSを通じて昔の出来事の紹介記事を楽しんでいます。歴史を身近に感じられ、勉強になります。
30代女性 ブログの紹介記事がきっかけで、館のTwitterを見るようになりました。古文書のきれいな絵に癒されています。
50代男性 Twitterをいつも楽しみに見ています。今日は〇〇の日や季節、暦などにまつわる資料など、多岐に渡る様々な分野の投稿に「へ〜、こんな事もあったんだぁ」と私の知識欲を心地よく満たしてくれます。
国立公文書館 YouTubeチャンネル 当館YouTubeチャンネルではTwitterやFacebookと連携して、当館の業務・活動の紹介を幅広くお届けしています。 国立公文書館紹介映像(一般来館者用) 国立公文書館ニュース 平成30年度第2回企画展 「平家物語」 平成31年春の特別展 「江戸時代の天皇」