企画展

平成26年度 企画展第1回 江戸のレシピ ―美食から救荒食まで―

平成26年度 企画展第1回 江戸のレシピ ―美食から救荒食まで―


【展示会】


【関連イベント】 ギャラリートーク

概要

江戸の料理は美味しそう。でも展示するのはグルメの本だけではありません。武士の食卓、米を節約した粗食のレシピ。さらに飢饉の食べ物まで。多彩な食文化をご覧あれ。



主な展示


料理物語 (りょうりものがたり)

料理物語 (りょうりものがたり)
寛永20年(1643)刊。わが国で最初に出版された料理本。当時の武士や庶民が食していた料理や食材を挙げ、それぞれの料理のレシピ(調理法)を記した貴重な文献です。海や川の魚、野菜、茸、鳥獣などに分類された食材は実にさまざま。



江戸流行料理通 (えどりゅうこうりょうりつう)

江戸流行料理通 (えどりゅうこうりょうりつう)
浅草新鳥越の高級料亭「八百善」の主人が著した料理集(天保6年(1835)刊)より、八百善の冬の漬物のメニュー。八百善は「小蕪(こかぶ)早味噌漬」「たくあん漬はさみ茄子」ほか四季折々の漬物で食通(グルメ)の舌を楽しませました。



徳用食鑑 (とくようしょくかがみ)

徳用食鑑 (とくようしょくかがみ)
農学者の大蔵永蔵(おおくら・ながつね)が天保4年(1833)に著した粗食のレシピ集。凶作と飢饉の広がりが予想されるなか、米食中心の大都市の住民を対象に、少ない米で食べられる料理を紹介しています。全22種の料理のなかには、ひじきご飯や豆ご飯なども。