国立公文書館所蔵資料特別展 花と行楽
 
庶物類纂・庶物類纂図翼(国の重要文化財)
庶物類纂・庶物類纂図翼

 
 『庶物類纂』は、3590種にのぼる動植物と鉱物を26綱目に分類し、それぞれについて中国の文献から関連記事を集めて記した博物学の一大業績です。元禄《げんろく》10年(1697)、加賀藩主前田綱紀《つなのり》の命で本草学者の稲生若水《いのうじゃくすい》が編纂に着手。若水と綱紀が亡くなると編纂はいったん中断しましたが、8代将軍徳川吉宗が丹羽正伯《にわせいはく》らに編纂事業の継続を命じ、延享《えんきょう》4年(1747)に全1054巻(465冊)が完成しました。
 『庶物類纂図翼』は、幕臣の戸田祐之《すけゆき》が描いた薬草類の写生画集。全28冊が安永《あんえい》8年(1779)に幕府に献上され、幕府はこれを『庶物類纂』の参考図録に相当するものとして『庶物類纂図翼』の書名を与えました。
 

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