02 磐梯山の噴火
明治21年(1888)7月15日の磐梯山の噴火では、水蒸気爆発により山体が崩壊して発生したなだれにより北側の集落が埋没し、死者450人以上に及ぶ大惨事となりました。この噴火では、帝国大学(現東京大学)教授関谷清景ほか多くの学者などが現地入りして調査を行い、詳細な調査記録が作成されました。また、新聞などのメディアを通し広く報道され、義援金などの社会貢献活動の先駆けとなったことも、その特徴としてあげられます。資料は、明治21年7 月15日の噴火を受け、翌16日の福島県知事から内務大臣への報告です。