劉備たちは、長江下流域を支配する「呉ご」の孫そん権けんと同盟を結び、北から攻めてきた曹操軍と長江流域の「赤せき壁へき」で対決します。この戦いは、「火か計けい」によって勝敗が決しましたが、この「火計」には風が重要です。ここでは、諸葛亮が祭壇を築き、方ほう術じゅつを行って風を呼び寄せたということになっています。挿し絵には、方術を行う諸葛亮と炎に包まれる曹操軍の船が描かれています。