02. ぜんそうへいおうばっちゅうしょ

 「武王伐紂書」は、紀元前1100年頃、しゅうおういんちゅう王を討伐し、中国を統一するという物語です。
 殷の紂王は、もともとは非常に優れた君主でしたが、だっという絶世の美女を妃に迎えてからというもの、悪逆無道の君主へと変貌してしまいました。なんと、妲己は「きゅうきつね」という妖怪だったのです。
 周のぶんのうは、紂王の悪逆無道をやめさせるため、稀代の軍略家であるたいこうぼうりょしょうを軍師に迎え入れて討伐軍を組織します。残念ながら、文王は紂王を討伐することなく病にたおれますが、息子の武王が遺志を継ぎ、討伐軍を率いて殷王朝を滅ぼします。そして、八百年以上も続く周王朝を建国し、平和な世の中を実現したのでした。

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