Ⅳ 明治後期の学び

帝国大学の増設

請求番号:昭59文部01637100

一級官進退(お茶の水女大 黒田チカ)一級に叙する

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東北帝国大学では、大正2年(1913)から入学者の制限を緩和させたことによって、女性の大学進学も可能となりました。この時女性として初めて帝大生となった人物に、黒田チカがいます。黒田チカ(当時29 歳)は、東京女子師範学校の助教授でしたが、大学の門戸が開いたことを知り進学を決意。大正2年に東北帝国大学化学科に入学しました。大正5年に卒業し日本初の女性理学士となりました。

卒業後、東京女子師範学校教授となり、大正7年には女性で初めて学会誌に論文(「紫根の色素について」)を発表しました。昭和4年に理学博士となり、戦後はお茶の水女子大学教授となり研究を続けました。

資料は、昭和24年(1949)お茶の水大学教授に就任する際に、文部省へ提出された履歴書です。

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