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「名勝地」「参詣地」としての東照宮

天保巡見日記(てんぽうじゅんけんにっき) [請求番号: 特096-0005]

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 天保9年(1838)12月に幕臣の芳賀市三郎が藤原清雄の名で書き上げた書。芳賀は第11代将軍家斉から第12代将軍家慶への将軍代替わりの際に派遣された諸国巡見使の一人で、武蔵国や下野国等の巡見を担当しました。諸国で聞き取りをする一方、名所旧跡も訪れ、日光東照宮へも参拝しています。資料には、東照宮への拝礼の前日に東照宮別当(寺務を総括する住持)大楽院(たいらくいん)へ連絡し、当日は案内者と共に登山する様子が記されています。全4冊。太政官正院地志課・地理寮地誌課・内務省地理局旧蔵。