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家康の死

 元和2年(1616)4月17日、駿府城にて家康は75歳の人生に幕を下ろしました。「御実紀」には、「凡四海のうちに有としあるものなげき悲しまざるはなかりけり」と国内で家康の死去を悲しんで居ない者はいないと記しています。

御実紀(ごじっき) [請求番号: 特075-0001]

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 通称「徳川実紀」と呼ばれ、林述斎らにより、天保 14 年(1843)に完成した幕府編纂の正史です 。家康から10代家治に至る歴代将軍ごとの治績を編年体で記し、逸話については、付録としてまとめられています。資料には家康が駿府城にて没したことが記されています。掲載資料は「東照宮御実紀」巻十。全485冊。紅葉山文庫旧蔵。