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家康の病

元寛日記(げんかんにっき) [請求番号: 163-0185]

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 慶長20年(元和元年、1615)から寛永20年(1643)まで、日記体に編集された江戸幕府の記録。同書には、家康の病と当時流行していた躍(おどり)との関連を示唆する噂話が紹介されています。それによれば、神躍が流行した前年(慶長19年)大坂夏の陣が起こったので、家康はこの躍を「天下之妖怪」とし、止めさせるよう命じていたと言います。今年(慶長20年)も正月中旬頃から躍が全国で流行し、今年も何か起きるのではないかと、(諸人が)注目していたところ、家康が病に倒れたと記しています。全4冊。