8.公団住宅の建設

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荻窪住宅計画図・設計図

  • 荻窪住宅計画図・設計図1

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日本住宅公団は、昭和31年(1956)竣工の金岡(かなおか)団地(大阪府堺市)をはじめ、次々と集合住宅を建設しました。鉄筋コンクリート構造の集合住宅は「団地」と呼ばれ、応募倍率は10倍を超える、庶民の憧れの的でした。人気の一因には、水洗トイレ、ガス風呂に代表される先進的な設備が備え付けられていたことがあげられます。さらに、団地とともに浸透したのが「2DK」という間取りでした。「食寝分離(しょくしんぶんり)」の目標を掲げて、食事室と台所を合わせた「ダイニングキッチン」という空間が生まれました。

資料は、昭和32年に竣工した荻窪(おぎくぼ)団地(東京都杉並区)の計画図面です。図面の中央に3棟のY字型の住棟(通称スターハウス)が配置されているのを見ることができます。

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