ここから本文

47

明治七年大鳥圭介報文

[請求番号 ヨ507-0007]

  • 写真
  • 写真
  • 写真
  • 写真

写真をクリックすると拡大画像が表示されます


大鳥圭介(おおとりけいすけ)(1833-1911)

明治2年(1869)5月、箱館五稜郭で官軍に降伏し入獄した大鳥圭介は、二年半の獄中生活の後、明治5年(1872)1月に黒田清隆の尽力で放免になり、開拓使五等出仕を命じられました。西欧の科学知識を備えた大鳥の能力を政府のために活用しようとしたのです。同年2月、外債募集のため米国に派遣される吉田清成(大蔵少輔)の随行として米国と英国に出張し、7年(1874)3月に帰国。この間、明治6年(1873)の夏から米国で同国の石油・石炭・鉄鋼業を単身で視察し、帰国後その報告書を開拓使に提出しました。

展示資料の『明治7年大鳥圭介報文』は、大鳥の米国視察報告を開拓使が明治13年(1880)に出版(活版)したものです。「石炭編」「石炭編図」「山油編」「山油編図」「阿膠編」「木醋編」の全6冊。米国における石油や石炭の採掘の様子などが精巧な図入りで詳しく紹介されています。


本文ここまで


ここからメニュー

人生の節目
異才の幕臣たち
幕末から明治へ
「武」の世界

メニューここまで


ページここまで