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駿国雑志(すんこくざっし)

[請求番号 173-0066]

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阿部正信(あべまさのぶ)(生没年未詳)

『駿国雑志』は、駿河国(静岡県中部)の地誌。文化14年(1817)に駿府加番を拝命した阿部正信は、1年間の在任中に資料の収集や現地調査に着手し、江戸に戻ったのちも調査研究を重ね、天保14年(1843)に全50巻の本書を完成させました。

その内容は、町村の地名や神君家康の事蹟のほか、遊女町等の沿革、年中行事、名所、怪異(怪談奇譚)、動植物、書画・銘文、古文書、支配機構等々と実に多彩で、挿絵も豊富。地理や歴史はもとより人々の生活(民俗や生業)を総合的に紹介しています。

正信は、本書を完成するために膨大な文献資料を調査したばかりでなく、自ら国内を踏査して現地の古文書や金石文を写し、あわせて多くの人に会って聞き取りを行いました。展示資料は、内務省旧蔵の写本で全78冊。


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