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幕臣の結婚事情(縁組願之留)((えんぐみねがいのとめ))

[請求番号 220-0100]

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就職や出勤と同様、結婚が人生の一大事だったことは言うまでもありません。

展示資料の『縁組願之留』には、文久元年(1861)から3年までの間に、幕臣から提出された結婚願いの内容が記録されています。一見して気がつくのは、「初縁」(初婚)同士ではなく、一方が「再縁」(再婚)だったり、「再縁」同士の縁組が意外に多いこと。ひとたび結婚したら「二夫にまみえず」(再婚すべきではない)とする“貞女の教え”と、結婚の現実はずいぶん違っていました。再縁で結婚を出願する場合には、先の相手と離縁が円満に行われた旨を「双方熟談之上離縁仕」と記した「訳書」が添付されました。展示資料は、多聞櫓旧蔵で全1冊。


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