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27. 神祇宝典故実考証じんぎほうてん

尾張国名古屋藩の初代藩主徳川義直(とくがわよしなお 1600―50 徳川家康の九男)の著。日本各地の由緒ある神社の祭神を、六国史(『日本書紀』以下6種の勅撰国史)ほか諸文献によって考証し、付図として神器類の彩色図を添えています。正保3年(1646)の成立。

元和2年(1616)に17歳で名古屋に入るまで駿府の家康のもとで過ごした義直は、家康を中心とする高い文化的環境の中で好学の若者に成長し、名古屋においても、堀杏庵などすぐれた学者を招くとともに書物の収集に努めました。林羅山には駿府時代から師事。本書の自序も羅山が代作しています。慶安3年(1650)没。享年51歳。

展示資料は、江戸初期の浄書本で教部省旧蔵。全10冊。

(請求番号:142-0035)

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