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13. 銀台遺事ぎんだいいじ

肥後国熊本藩主細川重賢(ほそかわしげかた 1720―85)の治績や言行を、同藩の藩校時習館の教授高本紫溟がまとめた書。寛政2年(1790)成立。書名は重賢が銀台侯と称されていたことに由来します。

重賢は、兄で熊本藩主の宗孝が延享4年(1747)に不慮の死を遂げたのち、急きょ部屋住みの身から家督を相続して熊本藩(54万石余)の主となりました。藩主として藩財政の再建に努めたほか、刑法典の整備や人材育成等の面で大きな治績を挙げた重賢は、また博物学に造詣の深い好学の殿さまとしても知られています。天明5年(1785)没。享年66歳。勤勉で質実な暮らしぶりと家臣や女性に対する細やかな気配り。本書を通して江戸時代中期の代表的な名君の姿がうかがえます。展示資料は、全4冊。

(請求番号:特037-0001)

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