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トップ > 黒田清隆 > 6.内閣顧問黒田清隆外国漫遊の願いを許す(明治19年)

内閣顧問黒田清隆外国漫遊の願いを許す(明治19年)

黒田は、明治14年の政変の後、明治15(1882)年、開拓長官を辞任、内閣顧問となります。開拓使は、同年2月廃止され、北海道には札幌・函館・根室の3県が置かれました。(明治19(1886)年、3県は合併して、北海道庁が設置されます。)
 明治18年の内閣制度発足後も、黒田は、内閣顧問にとどまります。明治19(1886)年6月、黒田は願い出て「転地療養のため」欧米諸国を回る世界一週の旅に出ます。この紀行は「環游日記」としてまとめられています。黒田は、途中、オーストリアで、以前伊藤博文が憲法を学んだシュタインのもとを訪れ、講義を受けています。帰国したのは、明治20(1887)年4月のことでした。

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