国際公文書館会議東南アジア地域支部(SARBICA)の第19回総会及びセミナーが、2014年9月9日(火)〜11日(木)にベトナムのハノイで開催されました。SARBICAは国際公文書館会議(ICA)の中でも最も長い歴史をもつ地域支部の一つで、ブルネイ、カンボジア、インドネシア、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム、ラオスの10ヶ国で構成する理事会を中心に運営されています。
9月10日(水)のセミナーは、「電子記録の真正性」をテーマに、15ヶ国から約130名が参加して行われました。セミナーは3つのセッションで構成され、各国の公文書館関係者、専門家等計9名が発表を行いました。
第3セッション「電子記録の真正性を確保するためのソリューション」では、「電子記録の真正性確保における機会と課題」と題して当館職員が発表を行い、当館における電子公文書に対する取組状況と電子公文書の真正性確保に関する取組について情報を発信しました。会場からは、当館のシステムに対する質問も出され、参加者の関心の高さがうかがえました。
*SARBICAセミナーの詳しい内容は、当館の情報誌「アーカイブズ」第55号に掲載しております。
セミナー会場の様子
発表を行う当館職員
セミナー講師及び報告者
新旧のSARBICA議長による提言書の手交